緑のある暮らし
ちょっと田舎に行けば売るほどあるはずの緑
近年では郊外でさえも都市化が進み、緑のある風景は以前ほど見られなくなってきました。
人工物だけの中では文字通り息が詰まってしまいますよね。
皇居や明治神宮の緑が東京になかったら・・・? NewYorkにセントラルパークがなかったら・・・?
生活の場、住まいに関しても緑は大切な役割を果たしています。
1、 観葉植物の持つ空気清浄作用
観葉植物にはシックハウス症候群の原因となる有害物質(ホルムアルデヒドやトルエン、キシレン、アセトンなど)を吸収する力があることを、アメリカのNASAが発見し実証しました。
室内に置く観葉植物の数が多ければ多いほどその効果は大きくなるので、植物が多い空間に行くと思わず深呼吸したくなるのはそのためなのでしょう。
2、マイナスイオン濃度上昇効果
空気中にはプラスイオンとマイナスイオンのどちらも存在しています。マイナスイオンが1.2倍ほど高い方がリラックスできる状態です。自然界でマイナスイオンが多く発生している場所といえば森林や滝の周辺で、プラスイオンの20倍以上の数値が観測されます。 また、マイナスイオンは体の酸化を抑えて疲労を防ぐことで免疫アップに繋がるともいわれています。
3、緑という色の持つ心理的特性
心や身体の疲れをいやす。
疲れた目を休ませる。
鎮静作用で緊張を緩和する。
リラックスの作用がある。
穏やかな気持ちを与える。
緑は中間色とも言われるとおり、バランスを保つ色です。インテリアのなかで緑を使いたい部屋の代表はベッドルームですよね。
一日の疲れを癒やしてリラックス効果をもたらす。
観葉植物であればリビングやダイニングがオススメです。
手をかけて育てることで植物も応えてくれます。
人気の観葉植物
1、 ガジュマル
株元の気根がユニークな樹形を作り出すガジュマル。自生地の沖縄では、「多幸の木」「幸せを呼ぶ木」とされ、古くから人々に大切にされてきました。また、「健康」という花言葉も縁起がよく、年齢を問わず多くの人に親しまれるインテリアプランツとなっています。
2、 パキラ
寒さや乾燥に強く、日陰でも元気に育つほどの生命力が由来となって「快活」という花言葉。
昔、ある貧しい人が育てたパキラを売ってお金持ちになったという言い伝えから、パキラは「発財樹」という別名で呼ばれることがあるそうです。
お金をもたらす幸運な樹といわれ、縁起のよい観葉植物として人気です。
3、 モンステラ
穴が空いた葉っぱから差し込む光の様子から、ハワイではモンステラの葉が希望の光を導くといういわれています。また、『うれしい便り』のように幸せを呼びこむ意味が込められたり、『壮大な計画』のように輝かしい未来を想像させることから、開店祝いや移転祝い、新築祝いといった新たな門出のプレゼントに利用されます。
4、サンスベリア
アメリカのNASAが1989年に発表した資料によると、空気清浄効果のある植物の中で、トップクラスの空気をきれいにする力をもっていると認定されています。「永久」「不滅」という縁起のよい花言葉をもつことから、引越し祝いや開店祝いなど、「長く続く」という意味を込めたプレゼントとしてもよく利用されます。
5、ポトス
幅広いファン層を誇るポピュラーな観葉植物です。季節を問わず緑の葉をつけ、温度管理に気をつけてさえいれば冬でも枯れないことから、インテリアグリーンとして重宝されています。
ポトスは「永遠の富」という花言葉の影響から、金運を上げてくれるとされ、銀行や企業のロビーによく飾られます。また、繁殖力旺盛で緑を絶やさないことから「華やかな明るさ」という明るいイメージの花言葉を持っています。
街の緑化計画、自分の家からはじめて見ませんか?