色について

色についてのお話

日々の暮らしで目にする色

どの色が目に付きますか?

何色の服を好みますか?

あなたならどんな配色にしますか?

居心地良い色って何色ですか?

答えはもちろんひとつではありませんし、それぞれの嗜好や経験によっても変わってきます。

「私は緑を着ていると不思議と良いことが起る」

「子供の頃から好きな色はピンクだった」

「黄色が落ち着く」

「紫は似合わない」etc・・・

色彩心理学ではそれぞれの色が連想させる意味や感情について詳細に書かれています。

「白」=ピュア、神聖、清潔を司る色。

「緑」=中間色でもっとも刺激の少ない色です。心身のバランスを整える効果があります。

「赤」=活力・情熱・興奮といった強いエネルギーをイメージする色。

「青」=気持ちを静め、心を落ち着かせる。

「黄」=強い希望を抱いているときに鮮やかな黄色が気になる傾向。

などなど

色彩心理学は様々な分野で実際の商品にも活用されています

食品業界は最も顕著ですが、

いくつか例を・・・。

青と白が定番の清涼飲料水ポカリスエット。

飲食、口にするものを販売する上で基本のキ的に定番であったのが暖色系の色。 赤系は食欲をそそる色、

青系は減退させる色、毒性のあるイメージを与えてしまう色として

飲食パッケージにおいて青はタブーと言われていました。

その常識を打ち破ったのがポカリスエットでした。

これは「飲食」方向性を180度転換させ

「爽やかさ、爽快、空、海」を連想させるイメージ戦略でした。

当時は赤やオレンジ黄色といった暖色系のパッケージしか存在していなかった所に

真っ青な飲料パッケージが大々的に売り出されたのですから

そのインパクトたるやすさまじいものがありました。

スポーツ飲料自体がまだ有名でなかった頃ですから、パッケージを斬新なデザインにして人目について注目してもらうことを重視したと言われています。

色の心理を見事に活用したマーケティングです。大塚製薬の度胸と努力に敬服!

同じく大塚製薬 

おなじみの

カロリーメイト

日常目にしすぎていて既に気になりませんが

あらためてこの配色を見てみると

黄色と黒。食べ物のパッケージにしてはかなり強烈ですし、

板のような真四角のカタチも食品らしくない。

何かを思い出しませんか?

そう、、、

危険標識です

警告色(英: Warning colouration)です

食べ物ですよね?

けれどもカロリーメイトが発売されたのは1983年、

30年前といえばこういった栄養補助食品というものがやはり存在していなかった。

そういう意味では人々にまず「注目してもらう」ことが必要だったのですね。

そして日々の栄養管理の意識への注意喚起。

そういう意味でも敢えての配色。

ポカリスエットといいカロリーメイトと言い

大塚製薬の「攻め」の姿勢には感服します。

ちなみにカロリーメイトのパッケージは

細谷巖(ほそや がん)氏デザイン

グッドデザイン・ロングライフデザイン賞2014』を

公益財団法人 日本デザイン振興会より受賞されています。

30年経っても変わらず愛され続ける商品とパッケージ。

素晴らしいですね。

色の心理学と効果に関しては話が長くなりすぎるので

何回か分けて書きたいと思います。

特集記事