

ロゴ&マークは必要か?
アメリカを発端にはじまった企業ブランディング。 資本金の10%をロゴデザイン費に。と大手企業ではこぞってCI(コーポレートアイデンティティ)つまりロゴ&マークの制作を行ってきました。 果たして本当に必要なのでしょうか? 多くの中小企業では「いや、うちはそこまでかけられない」「売るわけでもないものに資金をかけたくない」 ・・・といった意見が正直な所ではないでしょうか? 簡単に名刺を作るついでに「適当にそれっぽく作っておいて・・」とおざなりに済ませてしまう会社も多くあるのではないでしょうか。 「ブランド」の意味の由来。 「ブランディングに必要なポイント」で書きました 「焼き印=Burned」でしたね その焼き印のマーク。 Gを2つ反転させてグッチ。 黄色のMでマクドナルド。 かじられたリンゴでアップル社。 これこそ焼き印効果のマークそのものです。 ※詳しくはロゴタイプとマークは違うものですが、話がややこしくなるので、ここではロゴ&マークとしておきます。 一目見て識別される目印。 まさに、ロゴ&マークが顔となり、ユーザーの記憶に残る。 さらには、名前は


ブランディングとデザインの関係性
前回ブランディングについてのポイントや 考え方について述べてきましたが、 今回は、「ではデザインの役割は?」「実際何が違うの?」 ということでブランディングとデザインの関係性についてお話していきたいと思います。 発想としてロゴや名刺を統一する。webも統一感を出して見やすくする。など企業がデザイナーに依頼をしてカッコ良いデザインをしてもらうというのは良くあることだと思います。 ただ企業をブランド化する。商品をブランド化するためには、表層を整えるデザインだけでは不十分です。 「なんとなく選んでいた」の背景にあるもの。 ここで有名なマズローの欲求5段階説が出てきます。 単純な物質的欲求というのは、図が示している通り ①生理的欲求 ②安全の欲求は物理的欲求に属します。 極端に言うと住む家がないと生活が出来ない、食べないと死ぬ・・ということですが、これは現代日本においては幸せな事に考えにくい状況にありますので、 もう少し現状に寄せて考えると・・・ 例えば久しぶりに会う友達とランチの約束。どのレストランを選ぼうか? ただ空腹を満たすといった物理的欲求以上の


ブランディングに必要なポイント
ブランディングってワードを最近良く聞きますが一体何なんでしょう?
そもそもデザインやマーケティングとの明確な違いってあるんでしょうか? ブランディング(英: branding)とは、ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ。ブランドとして認知されていないものをブランドに育て上げる、あるいはブランド構成要素を強化し、活性・維持管理していくこと。また、その手法。ここでいうブランドとは高級消費財に限らず、その対象としては、商品やサービス、それらを供給する企業や団体のほか、人物・建築物・史跡・地域 ・祭事など、あらゆるものが該当する。 by Wikipedia 例えばグッチの存亡の危機をかけ着手したトムフォード起用によるブランディング。 一人の女性デザイナーからはじまった「シャネル」が何故あそこまでになったか。 たった10数年間で街の角という角で見られるようになったスターバックス これから事業を興そうと考えている方や今のままでは行き詰まりを感じる。何とかしたいけどどうしたらよいか・・・と


空間の空気を読む
空間の空気。。。 よく空気を読め、とかKYとか言われますが、 抽象度の高い表現ながら、 行間を読むとか、 空気を読むとか、 「言わずもがな」的な考えかた。 明示されていないものごと、目に見えないものごとを感じること。 日本人はそういう感性が特に優れていると私は思います。 人との間の目に見えない「空気」「雰囲気」 単一民族だからなのでしょうが、考え方の傾向もそれほどの差違はなく 全体の和を重んじる。 もちろん欧米の教育で大切にされている「自己主張をすること」も大切な要素。 ただ自分を主張すれば良いとか我を張れば良いと言うことではもちろんないですが、 そういう個人主義的な環境である欧米に行くと日本人は貴重な存在となります。 そういう個性がむしろ少ないのだそうです。(←と海外在住の友人は言っておりました) 空気を読んで和を大事にする。 本題にもどります。 空間。 空間の空気。 空は「から」なのでからっぽです。 器と同じで器に何も入れなければ空気しかありません。 その空気の「質」のはなし。 ただ空気と言っても 乾、湿、暖、寒、軽、重、明、暗・・・ ざっと