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ブランディングとデザインの関係性


前回ブランディングについてのポイントや 考え方について述べてきましたが、

今回は、「ではデザインの役割は?」「実際何が違うの?」

ということでブランディングとデザインの関係性についてお話していきたいと思います。

発想としてロゴや名刺を統一する。webも統一感を出して見やすくする。など企業がデザイナーに依頼をしてカッコ良いデザインをしてもらうというのは良くあることだと思います。

ただ企業をブランド化する。商品をブランド化するためには、表層を整えるデザインだけでは不十分です。

「なんとなく選んでいた」の背景にあるもの。

ここで有名なマズローの欲求5段階説が出てきます。

マズロー五段階欲求

単純な物質的欲求というのは、図が示している通り

①生理的欲求 ②安全の欲求は物理的欲求に属します。

極端に言うと住む家がないと生活が出来ない、食べないと死ぬ・・ということですが、これは現代日本においては幸せな事に考えにくい状況にありますので、

もう少し現状に寄せて考えると・・・

例えば久しぶりに会う友達とランチの約束。どのレストランを選ぼうか?

ただ空腹を満たすといった物理的欲求以上の何かを求めるものです。

・雑誌に載っていた評判の店

・○○にある隠れ家カフェ

・ホテルの豪華なインテリアのレストラン

などに

「行ってみたい」と思わせる

マズローのピラミッドでいう上部の精神的欲求を満足させる何か それが人の行動の裏側には必ずあります。

それは「付加価値」という言葉でも置き換えられます。

ブランディングの役目として

・背景にストーリーを付ける。

・コンセプトを明確にする

・認知されやすい統一感を持たせる

ここでデザインの力が大きく貢献します。

目に見えない「精神的価値」をどうビジュアル化するか。

だれが見ても瞬時に伝わること。

知らない商品と初めて出会ったときに、好みのデザインだったので「ジャケ買いした」事ありませんか? 

クオリティの高いデザインであれば、ブランドは多くの人の目に止まり受け入れられやすいのです。情報の70%~80%は視覚から得るといいますが、 その視覚化さ